【広島市】賃貸契約で借主が家賃保証会社を利用するメリット・デメリット【3選】
近年、賃貸契約をする際に、家賃保証会社との契約が条件になっている賃貸物件が増えています。
広島市においても、多くの賃貸物件が対象になっておりまして、申込時に家賃保証会社の入居審査を受けていただくことになっています。
この家賃保証会社ですが、契約条件とはいえ、借主に何のメリットもないと、不満に思われる方もいらっしゃると思います。
今回は、賃貸契約で借主が家賃保証会社を利用するメリット・デメリット【3選】について、お話ししたいと思います。
家賃保証会社を利用するメリット
家賃保証会社を利用するメリットは、
1)連帯保証人が不要になる
賃貸契約をする際には、基本的には借主が有職者で、連帯保証人も有職者かつ親族の方が必要になります。
両親で対応される方が多く、無職の場合には親戚にお願いすることが多い傾向があります。
ただ、個人情報の提供や印鑑証明書等が必要になることから敬遠されることもあり、人によっては、連帯保証人を断られることもあり、探すことも一苦労という方もいらっしゃいます。
家賃保証会社を利用することで、基本的には連帯保証人が不要になりますので、大きなメリットではないでしょうか。
2)契約時の初期費用が減額傾向
家賃保証会社を利用する際には、初回保証料が必要になります。金額としては、家賃の50%から120%となっております。
この初回保証料は、基本的には借主の負担となっており、契約時の初期費用として支払うことになっています。
こういったことから、借主の契約時の初期費用負担を考慮し、敷金や礼金が減額されている賃貸物件が増えています。
3)入居審査の簡素化
家主さんや管理会社にもよりますが、基本的には家賃保証会社の入居審査に通過すれば賃貸契約を締結できるようになっています。
また、毎月の家賃の支払いが家賃保証会社から口座振替になることがほとんどなので、毎月の家賃を振込む手間が省けます。
家賃保証会社を利用するデメリット
家賃保証会社を利用するデメリットは、
1)入居審査を通過しないと賃貸契約ができない
お客様から時々ご相談いただくことがありますが、入居審査を通過しなかった場合は賃貸契約ができないようになってきています。
過去に賃貸物件で家賃を滞納していると、家賃保証会社で履歴が残っていることから、入居審査が見送りとなってしまいます。
現在、家賃を滞納されている場合には、まずは支払いを済ませることが先決です。
2)月額と更新による費用負担もある
家賃保証会社を利用する際には、先述の初回保証料が必要になりますが、家賃保証会社によっては、月額と更新による費用負担もあります。
月額では家賃の1%から2%程度で、更新時には10,000円からとなっております。これらは、賃貸契約中は必要になる費用となります。
3)連帯保証人が必要になる場合も
借主が家賃保証会社を利用する場合には、基本的には連帯保証人は不要になりますが、入居審査の結果によっては、連帯保証人を求められる場合があります。
この場合に、連帯保証人を用意できたとしても、ほとんどの場合、家賃保証会社も必要になりますので、注意が必要です。
家賃保証会社は無視できない存在に
いかがでしたでしょうか?
現在のところ、賃貸契約では家賃保証会社との契約は条件になっている賃貸物件が多いので、事前の準備が大事になってきます。
また、借主が家賃保証会社を選べることはほとんどありませんので、申込時は慎重に対応する必要があります。

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23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
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