【広島市】賃貸契約で家主さんが家賃保証会社を利用するメリット・デメリット【3選】
近年、賃貸契約をする際に、家賃保証会社との契約を条件とする家主さんが増えています。
広島市においても、多くの家主さんが条件としておりまして、申込時に借主は家賃保証会社の入居審査を受けていただくことになっています。
今回は、賃貸契約で家主さんが家賃保証会社を利用するメリット・デメリット【3選】について、お話ししたいと思います。
家賃保証会社を利用するメリット
家賃保証会社を利用するメリットは、
1)家賃収入が安定化する
賃貸契約において、家賃滞納は大きなリスクとなっており、多くの家主さんが頭を抱えている問題の1つとなっております。
借主に連絡をしたり、中には借主を訪問している家主さんもいらっしゃるかも知れませんが、できればトラブルは避けたいものです。
家賃保証会社を利用することで、借主が家賃の支払いが遅延した場合でも、期日には家賃が入金されるので、大きなメリットではないでしょうか。
2)入居審査により、入居者の見極めができる
かつては入居申込書の内容を元に判断していた家主さんも多かったと思いますが、借主の支払い履歴までは中々調べることができず、入居後に家賃が遅れる、滞納しているという状態になった家主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
家賃保証会社を利用することで、借主の支払い履歴も確認してもらえるので、安心ですし、メリットではないでしょうか。
3)法的手段を代行してもらえる
家賃を滞納している場合に家主さんに代わって家賃の請求や督促を代行してもらえます。
また、長期間にわたって家賃を滞納している場合には、建物明け渡し請求訴訟が必要になります。
この場合の手続きの代行や費用を家賃保証会社が負担してくれるので、メリットだと言えます。
家賃保証会社を利用するデメリット
家賃保証会社を利用するデメリットは、
1)家賃保証会社によって保証限度額がある
長期間にわたって家賃を滞納している場合に、滞納している家賃を全額保証してもらえない場合があります。
これは家賃保証会社によって保証限度額があるからで、事前に確認しておく必要があります。
2)家賃保証会社の費用負担
家賃保証会社を利用する際には、初回保証料が必要になりますが、家賃保証会社によっては、月額と更新による費用負担もあります。
月額では家賃の1%から2%程度で、更新時には10,000円からとなっております。
現在は借主の負担となっていますが、将来的には入居者確保のために、家主さんが費用を負担する可能性も視野に入れておく必要があります。
3)家賃保証会社の倒産
家賃保証会社が倒産した場合に、保証を受けることができなくなる可能性があります。
また、引き継ぎ先が見つからない場合には、新たに家賃保証会社と契約する必要があります。
家賃保証会社は無視できない存在に
いかがでしたでしょうか?
現在のところ、賃貸契約では家賃保証会社との契約は条件になっている賃貸物件が多いようです。
ただ、広島市は賃貸物件の空室が多いこともあり、手続きをはじめ、費用負担も全て借主という常識が変化する可能性があります。
具体的には、家賃保証会社の保証料等の費用負担を将来的には一部から半額といった感じで家主さんが負担をする可能性を視野に入れておいた方が無難だと私は考えています。

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23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
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