賃貸物件の入居時期について
ネットで賃貸情報を見ていると、入居時期について、
①即入居可
②期日指定
③相談可
という表現を見かけます。
今回は、賃貸物件の入居時期について、解説します。
即入居可は契約手続きが完了次第、鍵渡し
即入居可と表示されている賃貸物件は、人によっては今日明日にでも入居出来ると解釈される場合があります。
これは、半分正解でして、間違いではないのですが、基本的には条件があるのです。
それは、
契約手続きが完了次第
鍵を引き渡すことになるのです。
具体的には、
①契約書類の署名捺印
②初期費用の支払い
③その他
をもってということになります。よって、即入居可と表示があっても、具体的な入居可能日を確認する必要があります。
期日指定は、新築や退去予定の賃貸物件
期日指定というのは、例えば、
①新築
②退去予定
の賃貸物件の場合でして、
①新築の場合は、未完成の状態では引き渡しが出来ないので、あらかじめ完成予定日を元に期日を指定し、入居者を募集することになります。
例)2023年10月1日以降入居可
②退去予定の場合は、現在の入居者が入居中の状態で次の入居者の募集を開始します。実際には、退去してから原状回復工事を行いますので、工事期間を元に期日を指定することになります。
例)2023年9月末退去予定、10月中旬以降入居可
余談ですが、②の退去予定から、入居可能日まで期間が長い場合は、
A:リフォームやリノベーションで時間が必要
B:内装業者さんが忙しく、手配出来ない
といった可能性があります。
特に、3月末退去予定は、4月上旬に入居出来る可能性が低く、前入居者の退去日次第になります。
相談可は家主さんと入居者の双方にメリット
相談可と表示されている賃貸物件は、家主さんと入居者の双方にメリットが見込める可能性があります。
例えば、
①現在の住まいが賃貸
②春から就職
③春から大学に進学など
といった人には、おすすめです。
即入居可や期日指定の場合は、家賃の発生を遅らせることは難しく、家主さんや管理会社さんに交渉し、譲歩してもらえたとしても最大で1ヶ月が限度である場合がほとんどです。
よって、即入居や期日指定の場合は、不必要な家賃を支払うことになってしまいますが、相談可の場合には、入居者から見ると家賃の発生を遅らせることになるので、初期費用を抑えることに繋がります。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
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