アローズ不動産株式会社
2023年01月14日
ブログ
家に帰れなくなった大学の新入生
私が20代の頃、当時勤務していた不動産会社での出来事です。
こんな時間に誰だろう?
3月になると、大学の新入生が続々と入居を開始し、不動産会社も1年を通して最も忙しい月になります。
3月のその日は、1人で残業していました。
23時30分頃だったと思いますが、そろそろ帰宅しようと片づけをしていると、入口のドアを引く音がしました。
こんな時間に誰だろう?
入口のドアの鍵を開けると、2人の女性が居ました。
お安い御用です。
私 「どうされましたか?」
女性 「家に帰れなくなってしまって…」
私 「え?」
女性 「こちらで部屋を借りたのですが、住所がわからなくなってしまって…」
私 「物件の名前はわかりますか?」
女性 「〇〇〇マンションです」
私 「今から帰るところなので、送ります」
女性 「いいんですか?すみません」
この様なやり取りだったと記憶しています。
本当は、帰り道ではなかったのですが、10分程度の寄り道くらいは、いいかなと。
袖振り合うも多生の縁
車内で少し話をしたのですが、この春から大学に入学し、1人暮らしを始める大学生でした。無事に2人をマンションの前まで送り、私も帰宅しました。
翌日、私が外出中に、この大学生の親御さんから御礼の電話があったそうなのですが、誰にもこの話をしていなかったため、誰だろうとなっていた様でして…
この記事を書いた人
夏目 直樹
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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