家賃滞納を解決する方法【広島市佐伯区五日市の場合】

アローズ不動産を開業して間もない頃の話なのですが、お付き合いのある家主さんから、相談がありました。

その相談内容というのは、

家賃を滞納している入居者が居て困っている

というものでした。

家主さんから詳しい話を聴いてみると、

家賃を滞納している期間は、なんと1年超え

だったのです。

当社で仲介したお客様ではなかったのですが、折角お越し頂いたので、一緒に対策を練ることにしました。

家主さんとしては、

①少しでも家賃を回収したい

②次の入居者を募集したい

③原状回復工事を依頼したい

等をお考えのようでした。

現状を確認してみると、

①入居者と連絡は取れている

②管理会社は廃業している

③仲介をした不動産会社も廃業している

という状態でした。

家主さんと打合せの結果、

①敷金の3ヶ月分は滞納家賃に充当

②入居者に解約通知書の記入、押印を依頼

③原状回復工事を当社で請負

ということになりました。

今回のような家賃を滞納している期間が1年を超えている場合は、本来は弁護士案件なのですが、家主さんがそれを希望されなかったので、打合せした内容で解決となりました。

ちなみに、滞納家賃の回収は

①債権回収と呼ばれる法律的行為に該当

②債権回収は原則として弁護士の独占業務

となっております。

但し、債権管理回収業の営業を許可された株式会社には、債権回収が認められています。

よって、管理会社は家賃滞納者に対して、基本的には支払いを促す対応になります。

今回のご相談により、

①賃貸保証会社を条件

②家賃の集金代行

③管理を委託

等といったことを取り決めました。

結果として、現在も当社に管理を任せて頂いております。その物件については、現在のところ滞納者は無い状態を維持しています。

最後に、不動産会社に管理を委託すると、

管理手数料が発生するのでもったいない

という方が多いのも現実です。

とはいえ、毎月の家賃の支払いが滞っているようであれば、賃貸経営は立ち行かなくなってしまうのではないでしょうか？

家主さんによっては、不動産会社に管理を委託した方が良い場合もあると思いますので、興味関心のある方は、お気軽にご相談ください。