人はどこで繋がっているかわからない
アローズ不動産を開業して、5年目くらいのお話です。
門前払いや相手にされないのは当たり前のこと
物件の管理を始めて、ある程度感覚が掴めてはいたのですが、入居審査の基準を設けたいと考えておりました。
そこで、クレジット審査を検討していたのですが、取引をしたい会社に私が連絡をしても、いわゆる門前払いが続いており、相手にされない時期がありました。
何か良い手立ては無いものかと思案していたところ、車のディーラーの担当者が挨拶に来られました。
車のディーラーの担当者に話を聞いてもらう
時々、話をする間柄だったのですが、
担当者 「社長、車買うてくださいよ」
私 「今、それどころじゃないんですよ」
担当者 「何かあったんですか?」
私は、この担当者に実は、かくかくしかじかでと事情を説明しました。
話が終わると、
担当者 「社長、ちょっと待っとってください」
そう言うと、その場で電話をし始めました。
担当者 「もしもし、あんたぁ新規開拓せんにゃあいけんのに断りよったら、いけんじゃろう」
その様な話をされていました。
その後、電話を終えた担当者は、社長また電話しますとその日は帰られました。
後日、この担当者から電話があり、またお会いすることになりました。
この担当者のおかげで、クレジット審査を実現
お会いする当日、私は驚きました。なんと、この担当者が私が連絡をしても門前払いだった会社の担当者を連れて来てくれたのです。名刺交換を済ませ、話をしていると、どうやら誤解があった様で、その場で取引をすることが、ほぼほぼ決まったのです。
後日、契約書を交わし、晴れて取引を開始することになりました。この担当者に何か御礼をしなければと考えていたところ、訪ねて来られ、
担当者 「社長、車買うてくださいよ」
私 「営業車を1台増やそうと思っていて」
担当者 「本当ですか?ありがとうございます」
私 「こちらこそ」
斯くして、この担当者のおかげで、クレジット審査を実現することが出来ました。
人はどこで繋がっているかわからないことを体感した出来事でした。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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