私の最初のお客様
23歳で不動産業界に飛び込んだ私ですが、営業デビューは想定外のものでした。
お客様の応対をさせてもらえないのではないか?
11月に入社し、1ヶ月間の新入社員研修を終えた私は、新規出店先である支店に配属となりました。
12月1日から、お客様の応対をすることになっていたのですが、その日は朝から晩まで、管理会社に鍵を借りに行ったり、返却に行ったりで、お客様の応対をさせてもらえないのではないか?と思っておりました。
最初のお客様が保険代理店の社長
夕方になり、陽も落ちた頃に店長から、
「夏目、このお客様の応対をしてくれるか」
と言われ、お客様のアンケートに目を通していたのですが、なんと最初のお客様が保険代理店の社長だったのです。
正直言って、当時の私にはハードルが高かったことは間違いありません。ただ、このまま1日を終えるわけにはいきません。
このお客様を成約しなければ明日は無い と自分自身を鼓舞し、応対に臨みました。
陽は落ちていましたが、部屋を見学したいということでしたので、一緒に同行することになりました。
めでたく初契約
ところが、お客様が見学したいと言われているお部屋は、私が見たことがなかっただけでなく、その地理も分からない様な場所だったのです。
万事休すと思っていたところ、この社長から
「君、このマンションじゃないのかね?」
と言われ、車を停めました。
玄関のオートロックが解除出来たので、このマンションだと確信しました。
部屋を一緒に見学して、その場で 契約するよ と嬉しいお言葉を頂きました。それから、支店に戻り、無事に申込手続きが完了して、めでたく初契約となりました。
嬉しい誤算でした。
実は、この2~3日後にこの社長からお電話を頂いて、
「もう1部屋空いてないかね?空いていたら、契約するよ」
と言われ、確認したところ、1部屋空いており、そのまま契約になったのです。嬉しい誤算でした。
不動産業界で働いている人は、全員初契約を覚えている、いや覚えていて欲しいと思っております。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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