火災保険料や保証料が月払いになっている賃貸物件のメリット、デメリット
賃貸物件を契約する際には、敷金や礼金といった初期費用が必要になるのですが、その他にも、
1)火災保険料
2)保証会社保証料
といった費用も必要になっています。
これらの費用は、基本的には年払いとなっておりまして、契約時に初期費用として、お支払い頂くことになっています。
ただ、近年では契約時の初期費用の負担を抑えるために、毎月の家賃と同様に、月払いになっている賃貸物件が出てきています。
今回は、この火災保険料や保証料が月払いになっている賃貸物件のメリット、デメリットについて、お話ししたいと思います。
①月払いになっているメリット
月払いになっているメリットとして、
1)契約時の初期費用の負担が軽減される
契約時に初期費用として支払う場合には、火災保険料は2年間で20,000円~25,000円、保証会社保証料は家賃の80%~100%を目安に費用が必要になります。
月払いになっていると、火災保険料の費用が不要になり、保証会社保証料についても軽減されますので、契約時に初期費用を抑えたい方にはメリットと言えます。
2)更新時の費用負担が軽減される
火災保険料と保証会社保証料が年払いになっている場合には、更新時に費用負担がありますが、月払いの場合には更新時の費用負担がないので、メリットと言えます。
※保証会社保証料については、契約プランにより異なります。
3)更新時に契約更新漏れがない
火災保険料と保証会社保証料が年払いになっている場合には、1年ないしは2年毎に更新が必要になりますが、月払いの場合には不要なので、契約更新漏れがなくなります。
※保証会社保証料については、契約プランにより異なります。
②月払いになっているデメリット
月払いになっているデメリットとして、
1)月額の費用が増加する
月額で火災保険料は、800円~2,000円、保証会社保証料は、家賃や共益費等の2~3%を目安に費用が必要になりますので、月額の費用負担が増加することなります。
2)年払いよりも総支払額が増加する
契約プランにもよりますが、火災保険料については、一般的には年払いよりも月払いの方が総支払額が増加する傾向にあります。
3)年払いに変更になると手続きが面倒
管理会社が変更になると、月払いが年払いに変更になる可能性があります。
年払いになると、1年ないしは2年分を前納することになりますし、新たに契約手続きが必要になるので、面倒に感じるかも知れません。
③24時間サポートも
余談ですが、この火災保険料や保証会社保証料だけではなく、24時間サポートも月払いになっている場合があります。
これは、管理会社にもよりますが、本来なら任意である24時間サポートも家賃や共益費と同様の扱いになっている場合があり、基本的には支払いの拒否が出来なくなっています。
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23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
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