【広島市佐伯区】不動産会社が紹介しない賃貸物件があるって本当ですか?
不動産会社が取り扱っている賃貸物件は、
1)自社で管理している物件
2)家主さんが個人で管理している物件
3)他社が管理している物件
等があります。
不動産会社の方針にもよりますが、お客様のご要望にお応えするために、多くの不動産会社が1)~3)を取り扱っています。
とはいえ、全ての賃貸物件を紹介しているという不動産会社はあるのか、諸事情により、紹介を控えているあるいは紹介をしない賃貸物件があるのではないか、疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
実際のところはどうなのか、私の経験談も踏まえて、お話ししたいと思います。
①約束を守らない家主さんの物件
結論としては、不動産会社が紹介を控えているあるいは紹介をしない賃貸物件があるのは本当です。
賃貸物件は、基本的には中古になりますので、入居をする際に原状回復工事を実施した上で、現状渡しとなります。
要するに、お部屋のエアコンやキッチン等を清掃により綺麗にはしますが、新品にはならないということになります。
ここで、不動産会社として困るのが、必要な原状回復工事をしない家主さんがいると、お客様とトラブルになってしまうのです。
不動産会社の営業担当者としては、お客様と不要なトラブルは避けたいので、結果的にそういった家主さんの賃貸物件は紹介を控えたり、紹介しなくなってしまうのです。
②トラブルが懸念される物件
先程はお部屋内でしたが、建物内や隣近所に問題があり、トラブルが懸念される物件についても、不動産会社の営業担当者は紹介を控えたり、紹介をしない傾向があります。
私の経験談になりますが、会社員として働いていた不動産会社で、とある賃貸物件でストーカー被害があり、入居者が退去したお部屋がありました。
ただ、退去をしたことを知らず、次の入居者が入居して嫌がらせ行為が継続していたため、その入居者は短期間で退去してしまったのです。
そういった賃貸物件を紹介するのはいかがなものかと社内でも問題になり、しばらくお客様に紹介をしていなかったことがあります。
③手数料の折り合いがつかない物件
最後に不動産会社の事情になりますが、不動産会社の売上(報酬)は、仲介手数料が主な収入源でして、この手数料の折り合いがつかない場合には、紹介をしないことがあります。
例えば、A社の管理物件をB社が仲介し、仲介手数料をA社とB社で折半とします。この場合、B社がお客様からいただく仲介手数料が50%となっていると、B社が最終的に受け取れる仲介手数料は0円となってしまうため、そもそも紹介をしない場合があります。
余談ですが、単純に不動産会社同士が仲が悪くて紹介ができなかったり、賃貸ではなく売買が得意な不動産会社であったりといった場合も見かけます。
不動産会社を訪問する前に、賃貸が得意なのかどうか位は確認をしておくことをおすすめします。

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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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