感情で勘定を払う
私が20代の頃、当時勤務していた不動産会社での出来事です。
噓のような本当の話
とある日曜日、15時を過ぎた頃に男性のお客様が賃貸物件を探しに来店され、私が担当させて頂くことになりました。
この男性のお客様は、最初から明らかに不機嫌そうでした。お話を聴いていく内に、だんだんと理由が分かって来ました。
私が対応する前に、他の不動産会社を訪問されていたのですが、
①明らかに年下なのに、タメ口
②家賃や予算が低いことを馬鹿にする
③案内をしてもらえない等
不満に思っていたことを話してくれました。
勘違いしている営業マンが多い
男性のお客様は、大きい不動産屋の方が良いだろうと思い、訪問したと言われてました。
結果、その担当者の対応が好ましくなかった為、私が対応することが出来たのですが、実はこの男性のお客様の様な事例は珍しい話ではなく、私に限った話かも知れませんが、毎月2~3人位は他の不動産会社の対応に不満を持ったお客様が来店されてました。
会社が費用を掛けて集客したお客様を、現場の1部の営業マンが無駄にしているのは大変勿体ないことですし、会社の看板を外したらお客様から見向きもされないことをこの手の営業マンは知らないのです。勘違いしている営業マンが多いのは残念なことです。
営業マン冥利に尽きる
その後、男性のお客様から気になる物件があるとの事で話を聴かせて頂きました。
先程訪問した他の不動産会社が掲載していた物件なのですが、退去予定と言われたそうで、案内をしてもらえなかった様でした。
私が確認したところ、空室で室内を見学することが可能でしたので、ご案内させて頂きました。見学後、男性のお客様から決めます!と言われ、そのままご契約頂くことになりました。
申込手続きをした後に、この男性のお客様が、最初から夏目さんの所に来れば良かったと言われ、嬉しかったことを覚えています。
その後も、毎月の様に他の不動産会社の対応に不満を持ったお客様が来店され、私は特別なことは全くしていないのに、お客様に喜んで頂けてお役に立てたことは営業マン冥利に尽きます。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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