不動産会社店舗への訪問件数と部屋探しの際に見学した物件数の傾向について

2021年度の調査結果にはなりますが、株式会社リクルートのSUUMOリサーチセンターの調査によると、

不動産会社店舗への訪問件数は、平均1.6店

部屋探しの際に見学した物件数は、平均2.9件

という結果でした。少ないですね…

今回は、不動産会社店舗への訪問件数と部屋探しの際に見学した物件数の傾向について、お話ししたいと思います。

同社での調査によると、2008年度の平均2.7店舗をピークに毎年減少傾向になっておりまして、2021年度の平均1.6店舗と比較しますと、約1店舗減少していることになります。

一方で、不動産会社店舗の数は、毎年増加傾向になっておりますので、あくまでデータからの予測にはなりますが、多くの不動産会社店舗は、お客様の来店者数が減少しているということになります。

同社での調査によると、2008年度の平均4.8件をピークに毎年減少傾向になっておりまして、2021年度の平均2.9件と比較しますと、約2件減少していることになります。

一方で、物件数は毎年増加傾向になっておりますので、あくまでデータからの予測にはなりますが、多くの物件は、空室が増加しているということになります。

そもそも、見学すらしてもらえてない物件も多いのではないでしょうか。

不動産会社の多くは、物件情報さえ提供していれば、お客様は来店されると考えています。ただ、お客様の立場から考えてみると、不動産会社の雰囲気や情報等が少ないと店舗を訪問する心理的なハードルは高いのではないでしょうか？

来店前のメールでのやり取りや物件情報の提供はもちろん、お客様との信頼関係の構築が出来る不動産会社が、今求められている不動産会社の姿かも知れません。