不動産業者の数と従事者の人数について

不動産業者の数は、コンビニよりも多いと言われており、従事者の人数は5人未満の業者が多いと言われています。

実際のところはどうなのか、調べてみました。

※データは、令和4年度末（令和5年3月31日現在）のものとなっております。

不動産業者の数は、9年連続で増加しており、全国で129,604業者という結果でした。参考までにコンビニの店舗数を調べてみたところ、57,984店舗という結果でした。

不動産業者の数は、コンビニの店舗数の約2.2倍となりますが、不動産業（宅建業者）は、1つの免許で複数の営業所（店舗）を営業することが出来ますので、実際にはもっと多い計算になります。

広島市では、異業種（他業種）や家主さん自らが不動産業の免許を取得するケースが増えてきております。

従事者数については、11年連続で増加しており、全国で607,517人という結果でした。先程の不動産業者の数に対して従事者数が多くないことがわかります。

不動産業者は、中小、零細が多い業種でして、従事者数が5人未満の業者が多いのです。こちらも調べてみたところ、従事者数5人未満の業者数は、全国で109,019業者という結果でした。

全体の約84.1％が、従事者数5人未満の業者ということになります。

広島市佐伯区近郊の不動産業者を調べてみたところ、やはり従事者数5人未満の業者が多く、例えば、

①1人社長

②ご夫婦

③ご家族

④その他

という内訳でした。ただ、賃貸も売買もされている業者さんが多く、知識やスキル、経験値が豊富な印象を私は持っています。

知名度が高くなくても、腕の立つ人が多いのが、この業界の特長かも知れませんね。