リースバックが未来を左右する【広島市の事例】
知人から実家を売却したいという相談がありました。
詳しく話を聴いてみると、実家には知人のお母様が現在一人暮らしをしており、売却後も引き続き、住めないだろうかという内容でした。
その時点では、現在の価値を知りたいということで、売却するかどうかはまだ未定であり、雲を掴むような話でした。
このように、自宅を
①売却することで資金を得る
②売却後も家賃を支払い住み続ける
ことを【リースバック】といいます。
住宅の売買契約と賃貸借契約を組み合わせたサービスとなっております。
仕事をしながらの売却活動は非現実的
知人は県外に在住しており、広島に用事があって帰省がてら、私に相談をということでした。
複数の不動産会社に査定を依頼しようかとも考えたそうですが、その時点では、
①売却するかどうか不明瞭
②やり取りが頻雑になりそう
③断る際に言いにくい
等といった理由から、私が窓口となり、査定を依頼したり、購入希望者を探したりということになりました。
リースバックの契約内容も大事
知人の条件や希望を実現するには、
①不動産投資家
②不動産業者
に査定を依頼し、買い取って頂くのが最適だという結論に達しました。
当社の売買担当である和崎が買主の窓口となり、複数の投資家や不動産業者をあたりましたが、
①そもそもリースバックに対応していない
②賃貸契約が定期借家契約になっている
③査定額が低い
等といったこともあり、難航しました…
特に、②は定期借家契約が多く、交渉が必要でした。
仲介手数料の考え方(損して得取る)
最終的には、計5社から査定の提示がありましたが、
最低価格と最高価格の開きが600万円
もありました。
最高価格を提示された不動産業者は当社と付き合いのある会社だったので、知人の条件や希望をほとんど承諾してもらえました。
知人に報告をしたところ、話を進めて欲しいということになり、その後無事に契約、決済となりました。
ここで仲介手数料について、知人の実家の査定が本人の予想額よりも高かったということもありますが、満額支払ってもらえることになりました。
仮に皆さんが知人と同じように、リースバックを考えた場合、仲介手数料がもったいないと思われる方がいらっしゃるかも知れません。
ただ、この知人のように私共に仲介手数料を支払うことによって、査定額が600万円UPしたと考えると、ご自身の手間も省けますし、メリットではないでしょうか?
仲介手数料を支払わずに済む方法よりも、高く売却出来る方法やご自身の手間を省ける方法を考えた方が得策ではないかと思うのですが、皆さんいかがでしょうか。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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