賃貸契約における重要事項説明に必要な時間や実態について
不動産会社で賃貸物件を契約する際には、宅地建物取引士から重要事項説明を受けることになります。
重要事項説明を受けるにあたり、どのくらい時間が必要なのか?気になる方は、多いのではないでしょうか?
今回は、賃貸契約における重要事項説明に必要な時間や実態について、お話ししたいと思います。
賃貸契約の場合は、約90%以上が1時間以内
国土交通省によりますと、賃貸契約の場合は、約90%以上が1時間以内というデータがあります。結構長いですよね…
私の経験談になりますが、まだ不動産業界で働き始める前に、重要事項説明を受けたことがあります。
当時は、30分位で終わるかなと思っていたのですが、私の予想は外れ、なんと約2時間も説明を受けることになったのです。
本心としては、早く終わらないかな…と思っていたのですが、年配の方が一生懸命に説明されていたので、言い出せなかったことを覚えています。
それまでも、何度か引越しをしていたのですが、約2時間も説明を受けたことは初めてでした。
IT重説(アイティージュウセツ)が増加
近年では、IT重説の普及により、不動産会社に行かなくても、自宅などにいながら、重要事項説明を受けられるようになりました。
以前は、お客様にご来店して頂き、対面で重要事項説明を実施することが主流でしたが、現在は対面かオンラインかを選べるようになりました。
これにより、県外のお客様やお忙しいお客様は、交通費や時間を節約出来ますし、コロナ禍では感染症対策にもなりましたので、お客様にとってはメリットではないでしょうか。
ただ、IT重説にはデメリットもありまして、
①ITツールの導入が手間
②通信環境が悪いとスムーズに進まない
③お客様が理解しているか分かりづらい
等が挙げられます。
IT重説の手順を端的にまとめますと、
①不動産会社から契約書類が郵送される
②お客様に到着確認をして頂く
③宅地建物取引士よりオンラインで説明を実施
となっております。
オンラインはスマホが多いのですが、その中でも、
①iPhoneは、FaceTimeを活用
②iPhone以外は、zoomのアプリをダウンロード
して頂くことにより、実施しております。
管理会社や物件、契約の種類により変動
社内や関係者にヒアリングしてみたところ、重要事項説明に必要な時間は、
管理会社や物件、契約の種類により変動する
ということでした。
当社の宅地建物取引士も、管理物件であれば、30分以内で可能な場合もあり、他社の物件では、時間は変動するとのことでした。
最後になりましたが、IT重説ではなく、従来通り対面での重要事項説明の実施も継続しておりますので、希望されるお客様は遠慮なく仰ってください。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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