賃貸物件の設備が故障した際の対処法と費用負担について【経験談あり】
賃貸物件で生活していると、設備の故障に遭遇することがあります。
私の自宅も賃貸でして、これまでに
①トイレの水が流れない
②シャワーから水漏れ
③換気扇から異音がする
等といったことがありました。
いずれも管理会社に連絡をして、対処してもらいましたが、修理費用の負担はありませんでした。
今回は、賃貸物件の設備が故障した際の対処法と費用負担について、お話ししたいと思います。
①設備なのか、サービス品なのかを確認
まず最初に、故障したものが
設備なのか、サービス品なのかを確認
する必要があります。
基本的には、設備の場合には修理費用は家主さんの負担となりますが、サービス品の場合には借主の負担になることもあります。
また、借主の故意過失が原因の場合は、設備だとしても修理費用の負担が借主になる場合もあります。
②自己判断で修理業者の手配をしない
家主さんや管理会社に相談せず、自己判断で修理業者を手配して修理をすると、修理費用が借主の負担になる場合があります。
家主さんや管理会社は、設備の修理や交換に備えて修理業者と提携している場合がほとんどで、中には在庫を保管している場合もあるのです。
たとえ、修理に伴う請求書や領収証を準備していたとしても、家主さんや管理会社に認められない場合もありますので、ご自身で修理業者の手配をしない方が無難です。
③家主さんが対処しない場合
賃貸物件の管理は、家主さんが
①自主管理
②管理を委託した管理会社
という形態で行っている場合が多いのですが、稀に①自主管理の家主さんが対処しない場合があります。
家主さんが対処しないと困りますよね…
実は、民放改正法が2020年(令和2年)4月1日に施行されまして、賃借人(借主)が修理の手配をして事後に家主さんに請求できることになったのです。
民放第607条の2(賃借人による修繕)【新設】
賃借物の修繕が必要である場合において、次に掲げるときは、賃借人は、その修繕をすることができる。
一 賃借人が賃貸人に修繕が必要である旨を通知し、又は賃貸人がその旨を知ったにもかかわらず、賃貸人が相当の期間内に必要な修繕をしないとき。
一 緊迫の事情があるとき。
これは、万が一、家主さんが対処してくれない場合の話でして、ほとんどの家主さんは対処してくれますので、ご安心ください。
よって、設備の故障に遭遇した場合には、
まずは、家主さんや管理会社に連絡
をして、対処してもらいましょう。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
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