アローズ不動産株式会社
2023年05月19日
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賃貸物件から和室(畳)が減った3つの理由
近年、賃貸物件のアパート、マンションに和室(畳)がある間取りが減ってきました。
新築時から無かったり、リフォームやリノベーションにより無くなったり様々です。
ではなぜ、賃貸物件から和室(畳)が減ったのでしょうか?
理由その①和室(畳)のお部屋を希望される方が減った
お部屋探しの段階で、和室(畳)のお部屋を希望される方が年々減ってきております。
単身用のお部屋では、圧倒的に洋室を希望される方が多く、新婚・ファミリー用のお部屋でも和室(畳)のお部屋は無くても大丈夫という方が増えております。
理由その②原状回復の費用負担がある
賃貸物件の場合は、退去の際に原状回復の費用負担があります。
和室(畳)がある場合には、
畳の表替え
が必要になります。この費用負担がある為に、和室(畳)を敬遠される方もいらっしゃいます。仮に、和室(畳)のお部屋の広さが6畳、畳の表替えが5,000円(税抜)の場合、
6畳×5,000円+消費税10%=33,000円
を負担する必要があります。これも、賃貸物件から和室(畳)が減った理由の1つになっています。
理由その③畳屋さん、い草農家さんの減少も影響
畳屋さんが減っていることも影響しております。また、畳に必要な い草農家さん の数も減少しております。
現在国内で販売されている畳の約80%が中国からの輸入品となっております。
い草は、国内生産量の約90%以上が熊本県で生産されております。ただ、い草の生産農家さんが、この約20年間で、約70%も減少しております。こういったことも賃貸物件から和室(畳)が減った理由の1つになっています。
最近では、靴のインソール(中敷き)に、い草を使用しているものもあり、新たな形で畳の魅力や良さを再発見して、畳の文化を広めていく活動もある様です。
この記事を書いた人
夏目 直樹
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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