アローズ不動産株式会社
2023年01月07日
ブログ
困った連帯保証人
私が20代前半の頃、当時勤務していた不動産会社(A社とします)での出来事です。
当時は家賃保証会社はありません。
A社で管理をしていた物件を私が仲介(私が契約担当者)したのですが、数ヶ月経過した頃に管理の担当者から入居者が家賃を滞納しているので対応して欲しいと言われ、内容を確認したところ、3ヶ月滞納しているとのことでした(入居してから1度も家賃を支払っていませんでした)
当時は、家賃保証会社は無かった為、担当者が対応するケースがほとんどでした。
マニュアルという訳ではありませんが…
まず入居者本人に電話して、反応が無い場合は文書で対応するという流れになるのですが、それでも反応が無い場合には、連帯保証人に連絡をすることになります。
入居者本人と連絡が取れない為、連帯保証人である父親に連絡を取ることになり、事情を説明した上で家賃の支払いを求めました。
私で宜しいのでしょうか…
ところが、すぐには支払えないのではなく、支払わないというのです。
しかも、この父親から、
「 夏目さん、息子に世の中の厳しさを教えてやってくださいや 」
と頼まれてしまいました。
この様なケースは、私も初めてでしたので、勉強だと思って引き受けることにしました。
その後、どうなったのか?
後日、直接入居者本人に会うべく、部屋まで訪問したのですが、そもそも帰宅している様子が無く、会えませんでした。
再度、連帯保証人である父親に連絡を取り、経緯を説明したところ、
「 夏目さん、ありがとうございました。明日、必ず家賃を全額お支払いします 」と言われ、翌日に家賃を全額集金することが出来て、一件落着となりました。
この記事を書いた人
夏目 直樹
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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