メーカー指定価格って、ご存じですか？

先日、自宅の洗濯機が故障したので、エディオンで働いている知人に相談に行きました。いろいろ説明してもらっている際に、気になる表示がありました。それは、

こちらの商品は、メーカー指定価格での販売となります。ポイント付与及び、各種割引対象外

というものでした。知人に話を聴いてみました。

近年、家電製品も値引き交渉が盛んになっており、家電量販店同士の値引き競争が激しくなっている様です。

そんな中、パナソニックがメーカー指定価格を打ち出した為、例えば洗濯機Aという製品は、エディオンで購入しても、他の家電量販店で購入しても同じ価格になります。

要するに、

値引きが出来ない

ということになります。

この話を聴いた時、なんだか賃貸物件と似ている様な気がしました。

賃貸物件の家主さんが、家賃は下げないという方針だと、その賃貸物件の取り扱いをしているどの不動産屋に行って交渉したとしても、家賃は下がらないからです。

必然的に、どの不動産屋もお客様に対する対応が良くなる様な気がします。

家主指定家賃という表現が相応しいかどうかは分かりませんが、賃貸の不動産業界は、そういった意味合いでは、公平かも知れません。

SUUMO（スーモ）で、仮に10社が同じ賃貸物件の広告を出している場合、家賃はどの不動産屋も同じなので、どの不動産屋を訪問しようか？とお客様は迷われるかも知れません。

近年、フェイスブックやインスタグラム、ツイッターといったSNSで情報を発信する不動産屋も増えてきました。お客様は、物件情報だけではなく、不動産屋のことも比較されています。

これからの時代は、価格以外の差別化を図れる不動産屋が生き残れるのかも知れませんね。