家賃を滞納するとデメリットしかないって本当ですか?
賃貸借契約において、守らなければならない事項がいくつかありますが、優先度の高い事項の1つに家賃の支払いがあります。
何らかの事情や理由によって家賃を滞納すると、現在や将来的に様々な事で困ることになり、デメリットしかありません。
主なデメリットは5つ。
①家賃の督促が始まる
②遅延損害金が発生する
③契約解除や強制退去になる
④次の住まいを借りれない
⑤ブラックリストに登録される
今回は、家賃を滞納するとデメリットしかないについて、私の実体験も踏まえてお話ししたいと思います。
①家賃の督促が始まる
家賃を期日までに支払わないと、家主さんや管理会社から、電話や書面等で連絡が入ることになります。
近年では、家賃保証会社との契約が条件になっているケースも多く、家賃保証会社から連絡が入ることが増えています。
家賃を支払うまで連絡が入りますし、内容によっては訪問による話し合いになりますので、精神的に辛い状況が続くことになります。
連帯保証人がある場合には、同様の対応になりますので、迷惑をかけることになります。
②遅延損害金が発生する
家賃を滞納すると、遅延損害金が発生する可能性があります。これは、滞納している期間が長くなればなるほど金額が加算されてしまうので注意が必要です。
実例として、1日単位で遅延損害金を計算し、入居者に請求する家主さんも居ます。私は20代の頃、不動産会社の社員として働いている時に、この家主さんから遅延損害金を計算する方法を教わり、エクセルのフォーマットを頂いたことがあります。
その他にも家主さんや管理会社、家賃保証会社によっては、家賃の督促に伴い手数料が必要になる場合もあります。
③契約解除や強制退去になる
家賃を長期間滞納すると、契約解除や強制退去になる可能性があります。
具体的には、
家賃を連続して3ヶ月以上の期間
支払わなかったため、契約解除や強制退去になった実例が複数あります。
少し位と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、家主さんにとって、
なので、3ヶ月どころか1ヶ月でも遅れると死活問題なのです。
④次の住まいを借りれない
家賃を滞納すると、次の住まいを借りれない可能性が出てきます。
特に家賃保証会社を通しての契約は、かなり困難になってきます。理由は、
入居審査が否決されてしまうから
でして、現在の賃貸借契約においては、家賃保証会社を通さない契約は、ほぼ無いと言っても過言ではありません。
また、実例として現在家賃を滞納している場合は、そもそも入居審査を受けられない場合があります。
現在の住まいの管理会社がA社、次に検討している住まいの管理会社もA社の場合には、ほぼ不可能となってしまいます。
管理会社も家賃滞納者を受け入れる様な余裕はありませんし、出来ることなら解放されたいと言うのが本音だからです。
⑤ブラックリストに登録される
時々、家賃を滞納したら、ブラックリストに登録されるのか?と言う様な質問を受けることがありました。
結論としては、
ブラックリストに登録される可能性がある
ということになります。
家賃を滞納されている場合は、他にも支払いが滞っている可能性が高く、特にクレジットカードの場合は、信用情報機関に加盟している多種多様な加盟店が利用出来なくなってしまいます。
以上のことから、家賃を滞納するとデメリットしかないですし、社会的な信用を失ってしまいますので、万が一、家賃を滞納しそうな場合は、家主さんや管理会社、家賃保証会社等に相談されることをおススメします。
現在、家賃を滞納されている場合には、1日でも早く家賃の滞納を解消されることは勿論ですが、今よりも家賃が安い賃貸物件への住み替えを検討されることをおススメします。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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