仕事と趣味の違い

採用試験の一環として、筆記試験を実施していたことがあります。

当時の筆記試験は、

仕事と趣味の違い

について貴方の考えを記述してくださいといった内容を1週間を期限に提出して頂くようにしていました。

当時、一般常識問題を実施することも検討したのですが、当社の高谷と打合せをした際に、応募者の考え方がわかるような記述式の筆記試験を実施しようということになり、しばらくの間、継続していました。

この筆記試験は、1週間という期限を設けていたこともあり、応募者の締切に対する考え方や意識も同時に知ることが出来ました。

この筆記試験は、

①期限よりも早めに提出

②期限当日に提出

③未提出

の3パターンに分かれました。

①と②の応募者とは、実際にお会いして面接を実施したのですが、①の応募者の方は当然といえば当然ですが、面接時間よりも早めに来社される方が多かったです。

①の応募者の中に、質問がありますという方が1名居たのですが、その質問というのが、

仕事と趣味の違いについて、社長のお考えを聴かせてもらえませんか？

というものだったのです。

私の考えは、例えるなら、

漁師は仕事で魚釣りは趣味

だという事を話しました。

続けて、漁師は結果を出さなければならないが、魚釣りは結果が出なくても良いという話もしました。

要するに仕事は結果を出さなければならないが、趣味は結果を出さなくても問題はないということをこの応募者に説明したのです。

この応募者は、後に採用しまして、約3年間程、漁師として当社で働いてもらいました。