賃貸不動産業界の商習慣
私が不動産業界に飛び込んだのは、1990年代の後半なのですが、当時から賃貸不動産業界の商習慣はほとんど変わっていない様です。
振込手数料は、仲介業者が負担する
これは例えば、A不動産が管理している賃貸物件をB不動産が仲介した場合に、B不動産がお客様から契約時の初期費用を預かることになります。
その後、B不動産は期日までにA不動産に契約時の初期費用を支払うことになるのですが、この際に発生する振込手数料をB不動産が負担することが賃貸不動産業界では、商習慣となっております。
当時は、お客様が契約時の初期費用を現金で支払うことも多く、その際は200円の収入印紙を貼り付ける必要がありました。よって、B不動産は収入印紙+振込手数料を負担しなければなりません。
経費節減の為、契約時の初期費用を振込ではなく、現金で持参する不動産会社もあり、金銭トラブルがよく発生していました。
契約書類は、管理会社が作成する
事務仕事の負担が軽減されるため、仲介をした不動産会社からすると大変有難いことなのですが、時々困った事も起きていました。例えば、
①お客様の氏名が相違している
②家賃や共益費の金額が相違している
③そもそも別人の契約書類だった
当然ですが、契約書類の再作成になる為、お客様に事情を説明し、待って頂ける様、お願いしなければなりません。
営業の担当者からすると、待って頂くことがストレスにならないだろうか、心境の変化があったら…と色々と心配になるものです。
ちなみに家財保険(住宅総合保険)も、ほとんどが管理会社の指定する保険会社のものになります。
駐車場の仲介手数料は、ほぼ折半
広島市佐伯区の駐車場は、1台5,000円~12,000円位の料金設定が多く、広島市の中では相場が安い地域になります。
お客様が車を2台所有されている場合に、敷地内で2台分の駐車場を確保出来ないことがあります。この場合には、近隣の駐車場をご紹介させて頂くのですが、基本的には管理会社と仲介会社で駐車場の仲介手数料を折半することになります。
ただ、最近では管理会社によっては、受付をしてもらえなかったり、面倒だということもあり、お客様に駐車場の管理会社へ直接行って頂くこともあります。
その際は、お手数をお掛けしますが、何卒宜しくお願い致します。
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当ブログにお越し頂きありがとうございます。
私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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