入居者募集中⁈
私が20代の頃、当時勤務していた不動産会社での出来事です。
JR五日市駅まで徒歩7分の好立地
2社目の不動産会社で、勤務して3ヶ月位経過した頃、勤務先の近所を歩いている時でした。比較的、築年数が新しいアパートを見かけたのですが、2階建てで総戸数が4戸、1階が2戸空室になっていました。
そのアパートには、入居者募集中の看板は無く、管理会社の看板もありませんでした。入居者が決まっているか、ただ単に看板を出していないだけか、いろいろ考えましたが、現地に手掛かりとなる情報が何も無かった為、翌日法務局に行って所有者の情報を得ることにしました。
予想通りというか、所有者はこのアパートの近くにお住まいではありませんでした。とは言え、広島市に在住でしたので、ご自宅を訪問することにしました。
無事に取引成立⁈
訪問したその日に所有者である家主さんとお会いすることが出来ました。
話を聴いてみると、
①管理会社は無い
②1社依頼している不動産会社がある
という事でした。私共が2社目になる事の承諾を得ることが出来ましたので、空室の鍵をお預かりすることになりました。
その足で、アパートの空室を見に行ったのですが、お客様にご紹介すればすぐに決まる様なお部屋でした。早速、勤務先に戻り、物件資料を作成しました。また、店頭の看板に物件情報を掲示し、入居者の募集を行うことにしました。
間も無く、そのアパートに私自身がお客様のご案内をすることになりました。ご案内は別日だった為、今一度、アパートの空室を見ておくことにしました。
秋口だったこともあり、共用部分には落ち葉が大量に溢れていました。家主さんに現状を報告し、対応してもらいたい旨を伝えたところ、予想だにしなかった返答があったのです。
ギブアンドギブ
その時のやり取りは、こんな感じでした。
私 「共用部分に清掃を入れてもらえませんか?」
家主さん 「お金が掛かることはしたくありません」
私 「簡単な清掃でも構いませんのでお願いします」
家主さん 「そこまでして入居者を見つけてもらわなくて結構です」
この時、私はお客様にこのアパートをご紹介する約束をしておりましたので、
私が共用部分の清掃を行いました。
その後、お客様をご案内したところ、お部屋を気に入って頂け、結果として空室が2部屋共決まりました。
この家主さんには喜んで頂け、今後はきちんと対応するという約束をして頂けました。
今となっては良い思い出です。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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