バルコニーとベランダの違いとは？

賃貸物件の間取りを見ていると、バルコニーという表示があります。他にも、ベランダという表示もありますが、何が違うのでしょうか？

バルコニーとベランダは混同されがちなのですが、目で見て分かる違いがあります。

それは、

屋根があるかどうか

で判断することができるのです。

バルコニーは、屋根がありません。

ベランダは、屋根があります。

時々、ルーフバルコニーと呼ばれるものがありますが、通常のバルコニーよりも広くなっているところが多くあります。

反面、サービスバルコニーと呼ばれるものがあるのですが、通常のバルコニーよりも狭くなっており、エアコンの室外機置き場になっているところが多くあります。

バルコニーとベランダは、いずれも自分の部屋からしかアクセス出来ないので、その部屋の専有部分と思われがちですが、マンションでは、

バルコニーとベランダは、共用部分

という扱いになります。室内は、リフォームやリノベーションをすることが出来ますが、バルコニーは基本的には出来ません。

また、火災等が発生した場合には隣の住居の境に【蹴破り戸】と呼ばれるものを蹴破って避難するので、その周りに物を置くと、逃げ遅れる可能性があり、大変危険なので、バルコニーやベランダにはなるべく物を置かない方が安全です。

室内で喫煙すると、クロス（壁紙）に匂いや汚れが付くからという理由でバルコニーやベランダで喫煙をされる方がいらっしゃるのですが、隣近所に匂いが移動し、洗濯物にタバコの匂いが付いた等でトラブルになることがあります。

愛煙家の方には、肩身が狭い話ですが、最近はちょっとしたことでもトラブルに発展する可能性が高いので、バルコニーやベランダでの喫煙を控えることをお願いしたいと思います。