賃貸の物件資料にある「現況優先」とは?
皆さん、現況優先(げんきょうゆうせん)という言葉を聞かれたことはありますか?
不動産会社を訪問し、賃貸物件を見学する前には、物件資料を出力してもらえるのですが、その物件資料には多くの場合、現況優先と記載があります。
今回は、この現況優先について、お話ししたいと思います。
現況優先や現状渡しとは?
賃貸の物件資料には、多くの場合、現況優先や現状渡しという記載があります。
これは、
実際に現地で確認された現在の状況を優先する
ということなんです。
どうしても、家主さん → 管理会社 → 仲介会社で伝言ゲームになってしまうことを防止するためでもあります。
トラブル防止対策でもあります。
具体的には、設備を例にしますと、物件資料に流し台を交換するという記載がない限りは、そのまま使用することになります。
過去にあった事例として、仲介の不動産会社がお客様から流し台は綺麗になりますか?と聞かれ、綺麗になりますと回答したところ、お客様が入居された際に流し台が綺麗になっていないというクレームがありました。
これは、
お客様は綺麗になる=新品になる
仲介の不動産会社は綺麗になる=清掃
という双方の解釈に相違があったことが原因でして、トラブルにこそ発展しませんでしたが、注意が必要です。
修理や交換対象か?現況優先か?
賃貸物件は基本的には中古物件になりますので、設備の故障や不具合はどうしても発生してしまいます。
ただ、設備の故障や不具合は修理や交換対象になりますが、見た目については現況優先の場合がほとんどです。
具体的には、
①エアコンの調子が悪い 修理や交換対象
②コンロの調子が悪い 修理や交換対象
③給湯器の調子が悪い 修理や交換対象
④洗面台に傷がある 現況優先
⑤床に染みがある 現況優先
⑥建具に日焼けがある 現況優先
※①と②は、お部屋の設備の場合が対象です。
どうしても気になるという方は、新築物件を検討されることをおススメします。
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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