【広島市】賃貸契約時に必要な初期費用の内訳と計算方法について
賃貸物件を借りる際には、ある程度まとまった初期費用が必要になります。
初期費用の内訳の一例として、
①敷金
②礼金
③前家賃
④家財保険料
⑤鍵交換代
⑥保証会社保証料
⑦仲介手数料
⑧その他
等があります。
一見、不動産会社は結構な初期費用を請求しているように思われるかも知れませんが、この中で不動産会社が受け取ることができる金銭は、⑦仲介手数料となっております。
①②③は家主さん、④は保険会社、⑤は管理会社、⑥は保証会社に支払う金銭となっておりまして、不動産会社が窓口となり、初期費用をお預かりした後に、各々にお届けしているのです。
ここで、この初期費用はどのようにして計算されているのか、
仮に、家賃50,000円、共益費3,000円
の場合でお話ししたいと思います。
家主さんに対して
①敷金と②礼金、③前家賃は家主さんにお届けする金銭となっており、
①敷金が2ヶ月の場合には、
家賃50,000円×2ヶ月=100,000円
②礼金が1ヶ月の場合には、
家賃50,000円×1ヶ月=50,000円
③前家賃は、
家賃50,000円+共益費3,000円=53,000円
となります。
ポイントとしては、①敷金と②礼金は共益費3,000円は、計算の対象外となります。
保険会社、管理会社、保証会社に対して
④家財保険料は、不動産会社によっては、火災保険料や住宅総合保険料と表現されています。この保険料は、保険会社が取り決めしているのですが、
1)年単位(2年間)15,000円~30,000円程度
2)月単位(1ヶ月) 800円~ 1,500円程度
となっており、お部屋の広さや窓口となっている不動産会社・管理会社によって扱いが異なる場合がほとんどです。
⑤鍵交換代は、11,000円~33,000円(税込)が相場となっております。
⑥保証会社保証料は、保証会社や審査結果にもよりますが、
家賃50,000円+共益費3,000円=53,000円
を元に、50%から120%を目安に保証料が決定されています。
53,000円× 50%=26,500円
53,000円×120%=63,600円
不動産会社に対して
⑦仲介手数料は、不動産会社に支払う手数料になっておりまして、家賃1ヶ月分に消費税までが受け取れる金額になります。
よって、
家賃50,000円×1ヶ月+消費税=55,000円
となります。
ポイントとしては、共益費3,000円は、計算の対象外となります。
このように、賃貸物件を借りる際には、ある程度まとまった初期費用が必要になりますので、①敷金や②礼金が無しの物件から探してみて、その中で見つかれば、初期費用をある程度、抑えることができるので、検討されてみてはいかがでしょうか。
関連した記事を読む
- 2024/11/23
- 2024/11/22
- 2024/11/21
- 2024/11/20
当ブログにお越し頂きありがとうございます。
私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
当ブログ記事が皆様のお役に立てましたら、望外の喜びです。