アローズ不動産株式会社
2024年07月14日
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【賃貸】お部屋の面積の相違は測定方法の違い⁈【壁芯と内法】
私が会社員の頃の話になりますが、当時勤務していた不動産会社での出来事になります。
その不動産会社は、多店舗展開をしていたのですが、とある日に他の店舗の営業担当者Aから相談の電話があったのです。
お客様は鋭い感覚の持ち主
営業担当者Aから詳しい話を聴いてみると、どうやらお客様からクレームがあったようで、どのように説明をしたら納得して頂けるだろうかといった内容でした。
そのクレームの内容というのは、物件資料に記載されている部屋の広さと実際の部屋の広さが相違しているといった内容でした。
そのお客様は、部屋の広さが感覚的に狭く感じたため、メジャーで採寸をし、部屋の広さを計算されたようでした。
壁芯計算(へきしんけいさん)が一般的
営業担当者Aとお客様のどちらかが間違っているということではなく、双方の前提条件が異なっていることが原因でした。
営業担当者Aは、物件資料に記載されている部屋の広さを確認した上で説明をしており、この物件資料や広告等に記載されている広さや面積は、
一般的には、
壁芯計算(へきしんけいさん)
により、面積を記載しています。
この壁芯計算は、壁や柱の中心から面積を計算する方法でして、例えば壁の厚さが20cmの場合に10cmの位置から面積を測定しています。
そういったことから、壁や柱の厚みが面積に含まれていますので、実際の広さや面積は少し狭くなっているのです。
内法計算(うちのりけいさん)も正しい
一方で、お客様がメジャーで採寸をし、部屋の広さを計算する方法は、
内法計算(うちのりけいさん)
と呼ばれており、実際に使用可能な広さや面積となります。
営業担当者Aは、広さや面積の相違は、この壁芯計算と内法計算があり、表示方法の違いによるものであることをお客様に説明することにより、クレームは解決しています。
この記事を書いた人
夏目 直樹
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私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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