失敗して諦める人、失敗して諦めない人【理不尽も経験のうち】
働いていると大小の程度の差はあれ、何かしら失敗を経験されていると思います。私もこれまで数々の失敗を経験してきました。
今からお話しすることは、私が20代の頃、当時勤務していた不動産会社での出来事なのですが、入社1年目にして、クビになりかけたお話しです。
住宅情報誌を購入し、物件探し
当時は現在のようなインターネットで賃貸物件を探すのではなく、住宅情報誌を本屋やコンビニで100円~200円程度で購入し、1つ1つ時間を掛けて物件情報に目を通していました。
基本的には、モノクロなのですが、キャンペーンや特集といったページは、カラーページになることもありました。
入社して半年が経過した頃、店長からA社の住宅情報誌の次回の特集物件を任されることになり、私は粛々と準備を進めておりました。
その時のA社の特集物件のテーマは、新築物件若しくは準ずる物件というような内容でした。テーマに沿った物件であるかA社の営業担当者と入念に打合せをし、また店長にも報告の上で、入稿を済ませました。
発売後に【おとり物件】扱いに
数日後、A社の住宅情報誌が発売され、私も手に取って眺めていました。早くお客様から問い合わせが入らないかなと思っていた矢先、問い合わせではなく、予想だにしなかったことが起きたのです。
それは、いわゆる【おとり物件】だという通報でした。私は何だろう?と思いましたが、結論としては、
テーマに沿った物件ではない
ので、おとり物件だということになったようでした。
私はすぐにA社の営業担当者に連絡をしたのですが、何やら様子がおかしく、結果的にA社の支社長が私に事情を聞きたいので、物件の現地に来て欲しいということになり、私はこのA社の支社長とお会いすることになったのです。
勤務先の社長は人を見る目があった
A社の特集物件のテーマは、新築物件若しくは準ずる物件ということで、新築物件が無かったことから、私は室内を全面リフォーム後、未入居の物件を入稿したのです。
普通に考えると、A社の住宅情報誌が発売されたということは、A社は承認したということになると私は思っていたのですが、聞き入れてはもらえませんでした。
A社の支社長と室内を一緒に見たのですが、主張は認められず、私の勤務先は、
1ヶ月間の全店舗掲載停止処分
を受けてしまったのです。
会社や仲間に迷惑を掛けてしまい、申し訳ない気持ちで一杯でした。また同時に、入社して半年でクビか…ということも頭をよぎっていました。
後日、勤務先の社長に呼ばれた私は
クビ
にはなりませんでした。また、お咎めもありませんでした。
この時クビになっていたら、今の私は不動産の仕事に携わっていなかったかも知れません。勤務先の社長が私の事をよく観察されておられたおかげで、私は今も不動産業界で仕事が出来ておりますので、感謝しかありません。
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当ブログにお越し頂きありがとうございます。
私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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