賃貸物件の申し込みをキャンセルする場合に気を付けて頂きたいこと【具体例あり】
賃貸物件を申込後、諸事情によりキャンセルすることになった場合、手続きや支払済の金銭はどの様になるのでしょうか?
こういった疑問にお答えします。
アローズ不動産でも、年間を通して数組のお客様からキャンセルがあります。
今回は、賃貸物件の申し込みをキャンセルする場合に気を付けて頂きたいこと【具体例あり】について、お話ししたいと思います。
①営業担当者の心境
私は今までキャンセルを受けたことがない営業担当者に出会ったことがありません。ほぼ全ての営業担当者が経験済です。
私にもキャンセルを受けた経験があります。キャンセルは仕方ないのですが、喜んで頂いた家主さんや管理会社さんにキャンセルの連絡をするのは、本当に気が重いものなのです…
②賃貸借契約の成立前であればキャンセルは可能
賃貸物件を契約する基本的な順序として、
1. 入居申込
2. 入居審査
3. 重要事項の説明及び賃貸借契約の締結
4. 初期費用のお支払い
5. 鍵渡し
となっております。
ポイントは、3の賃貸借契約になります。
この賃貸借契約の契約書類に、
ご署名ご捺印の前であれば、キャンセルは可能
です。1の際に入居申込金を不動産会社に預けている場合は、全額返還されます。
ご署名ご捺印の後であれば、解約扱い
になります。違約金という名目になり、賃貸借契約の契約書類に基づき、支払いに応じる必要があります。
また、賃貸借契約は、
クーリングオフ制度の適用外
となっておりますので、注意が必要です。
③迷ったら営業担当者にご相談ください。
申込した物件をキャンセルしたい、他の物件に変更したい場合は、まずは営業担当者に相談してみてください。力になってくれるはずです。
最後に、賃貸物件の申込について、アローズ不動産では仮押さえは、お受けしておりません。仮押さえについては、こちらをご覧ください。
家主さんや管理会社だけではなく、お部屋探しをされている皆さんにも精神的にも金銭的にも不利益が生じる可能性があるからです。
賃貸物件の申し込みは、その物件に住むことが前提で申し込みされることをおすすめします。
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当ブログにお越し頂きありがとうございます。
私はフリーターとして、ガソリンスタンド、パチンコ店、引越し、チラシ・ティッシュ配り、日雇い等多数の職業を経験しました。
23歳で就職し、不動産会社2社、合計8年間の会社員生活を経て、2007年8月に31歳で開業しました。
趣味は、旅行、ポイ活、旧車やスーパーカーの鑑賞です。毎年、繁忙期前の11月と繁忙期後の4月に出雲大社を参拝しています。
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